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河瀬塾のよもやま話~part11~

有限会社河瀬塾の更新担当の中西です。

 

さて今回は

~基礎と地盤:ジャッキベースと沈下対策 🦶🪵~

 

足場は“基礎”で決まる。アスファルト・土・砕石・芝・タイル――路盤の種類と含水比、雨後の軟弱化、地下埋設物の有無で支持計画は変わります。ここでは、点荷重→面荷重化の原則、沈下監視、排水・泥濘対策、生活者配慮、障害物の跨ぎ方を具体策でまとめます。🧱

1|支持計画:点を“面”に変える 📐

敷板(コンパネ・ゴムマット・鋼板・樹脂マット)で接地圧を分散。ジャッキベースは高さを揃え、通り・水平を“基礎段階”で追い込む。上部の手戻りが激減します。

犬走り・側溝・花壇・室外機・メーターなど脆弱部は跨ぎ梁や受け材で荷重を逃がす。建物や設備に無自覚に荷重を伝えない計画が肝。🙅‍♂️

2|沈下監視:初期沈下と長期沈下 🕵️

変位マーキングとレベル測定で、初期沈下を追う。追いジャッキの手順・責任者・タイミングを標準化。

長期:降雨後・荷重増後・気温急変後に重点点検。沈下は“ゆっくり進む”ことがあるため、週次の傾向で捉える。📈

3|排水・泥濘対策 💧

仮排水路・U字溝・土のうで雨水の通り道を確保。砕石の敷き増し、泥落とし養生、車両養生で動線を守る。

汚水管理:塗装・洗浄の排水は受け皿→沈殿→中和で越境ゼロ。🧪

4|生活者配慮と心理的安全 🧑‍👩‍👧‍👦

玄関・勝手口・駐車場を塞がない動線を確保。仮設スロープ・仮橋で生活動線を維持。ペット・子どもの立入防止も忘れずに。🐶👶

景観配慮:メッシュは中間色、掲示は“やさしい言葉”で。不安は情報不足から生まれる。📢

5|ケース:狭小×雨が多い地盤 🧪

敷板+樹脂マットで面圧低減、排水路を先行施工。変位マーキングで初期沈下3日追跡→追いジャッキで通り復元。→揺れ体感−40%/手戻り−30%。🎯

まとめ:基礎を制する者は現場を制す。面荷重化・沈下監視・排水・生活者配慮を“先回り”で設計し、事故ゼロと高生産を両立させよう。🧠

 

 

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