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日別アーカイブ: 2025年10月8日

河瀬塾のよもやま話~part9~

有限会社河瀬塾の更新担当の中西です。

 

さて今回は

~現地調査と見積の精度を高める術~

 

見積の精度=現場の利益。足場は数量だけでなく、段取りコスト(搬入・仮置き・交通・近隣配慮・天候対策)で結果が大きく変わります。本回では、測り漏れゼロの実務、リスク係数の見積反映、説得力ある提案書の作り方を、道具・手順・KPIまで落として解説します。🧰

1|道具:計測の“二重化” 📏

レーザー距離計/傾斜計/墨出し器で外周・高さ・差し掛けを正確に。360°カメラ/ドローンで死角を潰す。📸

点群スキャン(必要に応じて)で曲面・入隅・開口寸法を把握、くさびや単管の割付を机上で確定できる。

2|手順:外周→付帯→導線→占用の順 🚶

外周形状:出隅・入隅、庇、バルコニー、看板、植栽。

付帯物:室外機・配管・雨樋・避雷・照明・サイン。仮移設/跨ぎ梁の要否を判断。

導線:搬入経路、クレーン・ユニック可否、仮置きスペース、荷揚げ開口の位置と数。

占用・規制:道路使用・近隣行事・学校時間・病院面会・物流ピーク。🛣️

3|“数量外”の段取りコストを見積へ 🧮

騒音・粉じん:防音パネル・ミスト・メッシュ率最適化のコストを積む。

風対策:控え本数、アンカー方式、風抜きスリットの設計工数。

近隣対応:掲示・説明会・ガードマン・清掃の人件費。

リスク係数:豪雨・猛暑・寒波のスライド率、代替作業メニューの準備費。🌦️

4|写真と言葉で“説明できる見積”に 🗣️

平面・立面割付図に、昇降・荷揚げ・控え・階段・仮置きを重ねる。色分けで誰でも理解できる図に。

A/B案(例:枠組主体 vs くさび+単管)を並記し、工程・安全・環境・コストのトレードオフを開示。

5|KPIで回す:成約率と現場損益 📊

見積リードタイム、説明会到達率、成約率、見積前提と実績の乖離。乖離は原因(数量/天候/近隣)に分解し、次回見積に即反映。

6|ケース:狭小地の戸建改修 🏠

くさび+単管ハイブリッド、屋根足場は親綱+受け材。搬入は軽トラ2便×朝夕で近隣ピーク回避。掲示・説明はイラスト中心。→**工期−9%/苦情ゼロ/増減精算±1%**で完走。🎯

まとめ:見積は“価格表”ではなく“段取りの設計図”。測る→描く→説明する→KPIで学ぶを回す会社ほど、利益は安定し、顧客満足も高まります。🤝

 

 

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