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河瀬塾のよもやま話~part12~

有限会社河瀬塾の更新担当の中西です。

 

さて今回は

~枠組足場の実務ディテール 🧩🏢~

 

 

枠組の武器は速さと規律。規格化されたフレームによって、通り・水平・対角を出しやすく、昇降・荷揚げ・踊り場の設計も安定します。その一方で、端部・開口・入隅・庇・看板など“非定型”の処理が甘いと、揺れ・段差・落下物のリスクが跳ね上がります。本回は、端部を箱で固める発想、荷揚げ開口の常時閉鎖、見た目=精度の文化を具体策で解説。🧠

1|端部は“箱”で固める 📦

端部は筋交い・控えを増やし、箱組で“剛壁”化。端で吸収しない設計が、面全体の揺れを抑える最短ルート。

開口周りは三角を作る(筋交い)→継目は人の少ないゾーンへ。🪜

2|昇降・踊り場・荷揚げ:動線を最短に 🚶

階段ユニットは作業量の多い面に寄せ、避難動線も兼ねた幅員を確保。踊り場での荷置き禁止を徹底。

荷揚げ開口は各面に分散、常時閉鎖+合図者で第三者災害ゼロ。

3|踏板・ジョイント・クランプ:揺れない床 🔩

片持ち量を小さく、踏板継目はストローク外に逃がす。ジョイント・クランプは規定トルクで再点検。

見た目の美しさ=精度。通りが出た足場は、作業者の集中を上げ、品質・速度が自然と向上。✨

4|養生:メッシュ率と風抜き 🌬️

メッシュは粉じん捕集と通気のバランス。海沿い・ビル風帯は風抜きスリットと控え密度UPで“帆化”を回避。

5|ケース:直線ファサードの大規模修繕 🏢

枠組主体、入隅・庇回りのみ単管・くさびで補正。昇降2系統、荷揚げ分散、端部箱組で移動時間−25%/揺れ体感−45%。是正48hで再訪−30%。🎯

まとめ:枠組は“システムの力”が最大の武器。箱で固める/動線最短/見た目=精度を合言葉に、速く・安全で・美しい現場をつくる。🏁

 

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